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2021/12/04

何が何でも、欲しいものは欲しい。

「何が何でも、欲しいものは欲しい。それが人間ってもんでしょ。」

「お金がないなら、内蔵でも何でも売って、お金を作ってちょうだい」

 

というセリフ…私が妻から言われたワケではありませんw

 

とある小説の一節です。

 

今年100冊ほど読んだ小説の中で、ベスト3に入るほど面白かった小説がコチラ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元彼の遺言状】著:新川 帆立
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー!

『2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作』

著者のキャリアは、東大法学部卒、弁護士。元プロ雀士という異色。

 

冒頭から右ストレートを食らうほどの衝撃的な展開から始まり(特に男性にとって※女性からすると痛快)主人公が様々な出来事を通してお金とお金以外の価値観の変化が生じていく展開に考えさせられることが多くあります。

 

が、重いテーマであるにもかかわらず随所に主人公のぶっ飛んだ性格からくる痛快な言動により全体的にライトな内容なので、サクサク気楽に読めて心が軽くなり元気になれる内容でした。

 

年末年始にオススメできる小説です。

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