クレーム公開

CLAIM

Case58
 [H25.4.16]

パネルヒーターのサーモバルブを0にしても熱が出て熱い…

症 状

2階の主寝室に設置したパネルヒーターの一枚がサーモバルブのダイヤルを0(ゼロ)にしていても熱が出ている状態。とご連絡をいただきました。

原 因

確認させていただいたところ、そのパネルヒーターに異常はなく、ボイラー本体も確認しましたが正常に作動している状態でした。
しかし、ボイラー本体用のメインリモコンを確認したところ、湯温設定が最大になっていました。
サーモバルブを0(ゼロ)にしていても熱が出た原因はこの湯温設定です。
暖房の標準仕様である、セントラルヒーティング暖房の熱の元は不凍液を暖めたものを使います。この暖めた不凍液を専用のバイパスから各部屋に設置したパネルヒーターに送水し、パネルヒーターからの放熱で各部屋を暖房する仕組みとなっております。
あとは、パネルヒーターに付いているサーモバルブを使い、各部屋の室温を任意の室温に設定するものになります。
依って、ボイラー本体で暖めた不凍液の温度により、パネルヒーターから放熱する関係になるのでボイラー本体での湯温設定が最大の高温になっている状態だと、サーモバルブを0(ゼロ)にしていてもパネルヒーターを通過した高温の不凍液が部屋に放熱されてしまうことになります。

対 策

パネルヒーターからの若干の放熱は防ぎようがない仕組みとお伝えし無駄な放熱とランニングコストを抑えるため、ボイラー本体の湯温設定は低めにしていただきそれでも体感温度が暑い場合はバルブを閉めて使っていただく様、ご説明させていただきました。
また、以上のことを踏まえ、今後のお引渡しになるお客様へは取扱説明時に仕組みの詳しいご説明をする様、対策します。