家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/09/13

マイホームをお考えの方へ!窓の断熱性能を高める方法をご紹介!

マイホームをお考えの方で、窓の断熱性能について悩んでいる方は多いと思います。
寒い外の風を防ぐように窓を閉め切っても、閉め切っているだけでは熱が逃げてしまいます。
そこで今回は、窓の断熱性能や樹脂サッシ、複層ガラスやトリプルガラスについて解説します。
ぜひお役立てください。

 

□窓の断熱性能の重要性とは

 

*閉め切った窓から放出している熱

 

マイホームを建てる際、断熱についてお考えの方が多いのではないでしょうか。
断熱で一番重要なもののひとつが、寒さを防いでくれる窓です。

アルミサッシの単一ガラスの窓の場合、冬場は室内の約6割程度の熱が窓から出ていきます。
何もしていなくても、部屋の暖かさは失われています。
換気による熱の流出は約15パーセントで、残りの約85パーセントが壁や屋根、窓を伝って出ていきます。

窓の断熱性能で、生活の質が大きく変わります。
そのため、窓の断熱性能を求めることがマイホームを建てる上で非常に重要です。

 

 

※断熱性能の高い窓だからこそ大きな窓を設置できます。(当社施工例)

 

 

☐マイホームの窓の断熱性を高めるには?

 

*樹脂サッシを使う

 

樹脂サッシとは、塩化ビニ―ル樹脂をフレームに利用した窓のことです。
断熱性や気密性の高さから、主に寒冷地を中心に使用されています。
日本では、北海道で90パーセント、北東北で50パーセントが樹脂サッシを取り入れています。
なお本州では、あまり使用しておらず、日本の樹脂サッシ普及率は10パーセント未満です。

樹脂サッシの断熱性が高い理由は、樹脂にあります。
樹脂はアルミと比べると熱伝導率が非常に低く上に、樹脂そのものが熱を伝えにくいという性質を持つからです。
実際に樹脂サッシを使用している家は、アルミのサッシを使用している家と比べると、冬場の室内温度は4度高く、夏場の室内温度は2度低くなるという検証結果があります。

 

*複層ガラスを使う

 

複層ガラスとは、2枚~3枚のガラスの間に空気を挟んで2重構造~3重構造にしたガラスのことです。
2重構造のものをペアガラス、3重構造のものをトリプルガラスといいます。
北海道では90パーセント以上のご家庭に普及しており、寒い地域では欠かせない窓ガラスです。

複層ガラスでは、空気を挟むことで熱が伝わりにくくなるため、断熱性が高まります。
また、窓ガラスが2重にも3重にもなっているため、防犯性が高まるのも魅力です。
また、水分を含まない乾燥した空気は結露防止にも効果的です。

 

☐まとめ

 

今回は、窓の断熱性能と樹脂サッシを解説しました。
約6割もの熱が窓を伝って出ていくため、窓の断熱性能を高めることは非常に大切です。
当社では、暖かく安心して暮らせる家のご提案をさせていただきます。
何かありましたらお気軽にご相談ください。

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