家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2023/07/01

冬に備えて…北海道の住宅で玄関フードは必要か!?

北海道にお住まいの皆様であれば、ご近所のお家で「玄関フード」を見かけることも多いのではないでしょうか?

 

※玄関フードの施工例

 

【メリット】

①防寒効果: 冬季の寒冷地である北海道では、玄関フードが外部の冷気や風を防ぎ、玄関エリアの温度を保つ役割を果たします。

②防雪効果: 玄関フードがあれば、玄関への雪の直接的な侵入を防ぎ、玄関周辺の雪の積もりを軽減することができます。

③保護効果: 外部からの物理的なダメージや汚れを軽減し、玄関エリアを保護します。

④快適性向上: 玄関フードの存在により、玄関エリアの快適さが向上し、家の内部の暖房効果を高めることができます。

 

【デメリット】

①スペースの制約: 玄関フードの設置には追加のスペースが必要となるため、小さな玄関や狭い玄関ホールでは制約が生じる可能性があります。

②視覚的な制約: 外観上の調和を考慮する必要があり、伝統的な住宅スタイルに合わない場合があります。

③メンテナンスと清掃: 外部要素にさらされるため、定期的なメンテナンスと清掃が必要です。清掃作業は手間がかかる場合があります。

④費用: 玄関フードの設置にはコストがかかり、予算に影響を与えることがあります。

⑤夏には不快なスペース:玄関フードは断熱性能は高くなく、温室のような仕組みになるため、夏の時期にはかなり高温の不快なスペースになってしまいます。

 

昔の家の玄関ドアは断熱性能も低いことから、玄関フードを設置し室内に冷気が伝わるのを防ぐのも大きな役割の一つでした。また、玄関上部に屋根が無いお家も多かったのも要因の一つです。
現在は玄関ドアの断熱性能も高まり玄関フードの設置は少なくなっています。
これらのメリットとデメリットを考慮しながら、自身のニーズと環境に合わせた玄関フードの導入を検討することが重要です

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