家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/10/14

木造住宅の湿気対策についてご紹介します!

木造の家に住みたいが、湿気が心配だという方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、木造の湿気対策についてご紹介します。
木造住宅の湿気の原因と具体的な湿気対策の2点に分けてわかりやすくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

□木造住宅の湿気の要因をご紹介!

 

1つ目が、屋外から侵入する雨水です。
木造住宅の湿気の原因は様々ですが、最も厄介なのは雨漏りです。
屋根や壁のヒビから雨水が浸入すると、建材が少しずつ湿ってきます。
最近は住宅の造りが良くなっているので、一昔前のように室内にまで雨水が入ってくるレベルの雨漏りは少なくなりました。

雨漏りの原因で一番多いのは屋根に設置している配管が落ち葉やゴミなどで詰まってしまい、オーバーフローを起こすことです。

 

※この溝部分につまりがないかをチェックします。

これらは気づかないうちに深刻な事態を招く可能性があるため、配管につまりがないかなどチェックしておく樋地陽があります。

 

2つ目が、室内から浸入する水分です。
雨水以外にも、キッチンや浴室、洗面所などで使う生活水が木材を湿らせる要因となる場合もあります。

換気システムをしっかり稼働させていただいていればこちらの心配はあまりありません。

逆に乾燥が気になり、加湿器を使う方も多くいらっしゃいます。

適度な加湿は問題ありませんが、換気システムを停止して加湿を続けると、カビや結露の要因になってしまいますので注意が必要です。

 

 

□木造住宅の湿気対策についてご紹介!

 

ここからは、木造住宅で暮らす際に意識したい湿気対策についてご紹介します。

1つ目が、換気して湿度を逃がすことです。
24時間換気システムを通常可動することに加え、換気扇やエアコンの除湿機能、窓をうまく使用し、湿度や汚れた空気を外の新鮮な空気と入れ替えましょう。
換気目的で窓を開ける場合は、異なる2方向の窓を開けて風が通るようにすることを意識しましょう。
同じ部屋に2方向の窓がない場合は、廊下やとなりの部屋の窓も一緒に開けると、1つの窓を開けるより効率的に換気量を増やせます。

 

2つ目が、サーキュレーターや天井扇で室内の空気を循環させることです。
市街地の場合は、「窓を開けてもすぐ隣家で、風通しがよくない」というケースも多いのではないでしょうか。
外の条件が悪い場合や、窓をあまり開けたくない場合に空気を循環させるのなら、サーキュレーターが非常におすすめです。
エアコンと併用すると、部屋に涼しい空気がいきわたるため、快適な住まいも実現できるでしょう。

 

□まとめ

 

今回は、木造住宅で湿気にお悩みの方に向けて、木造住宅の湿気の原因についてご紹介しました。
また、具体的な木造住宅の湿気対策についてもご紹介しました。
その他ご質問や相談等ございましたら当社までお気軽にお問い合わせください。

住宅設備