家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/12/02

地震に強い家の特徴とは?3つご紹介します!

地震が頻繁に起こる日本において、地震に強い家づくりをしたいとお考えの方は多いでしょう。
そこでこの記事では、地震に強い家の特徴を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

 

※制震ユニット「ミライエΣ」採用のモデルハウス外観

 

□耐震等級とは?

 

地震に強い家かどうかを見分ける1つの指標が、耐震等級です。
耐震等級とは、住宅がどれほど地震に強いかを1から3でランク付けしたものです。
ではそれぞれ、どれほどの耐震性を持っているのでしょうか。

 

耐震等級1の住宅は、建築基準法で定められている、住宅が備えておくべき最低限の耐震性を持っています。
わかりやすくいうと、震度6~7強の地震に耐えうるような強度を持っているということです。

 

耐震等級2の住宅は、耐震等級1の1.25倍の強度を持っています。
学校や病院のような公共施設は耐震等級2の強度を有している必要があります。

 

耐震等級3の住宅は、耐震等級1の1.5倍の強度を持っています。
これが最も耐震性が高く、警察署や消防署のような防災の拠点になるような施設が耐震等級3の強度を持っています。

 

 

□耐震等級以外にも重要な要素がある?

 

 

では、耐震等級が3であれば地震の被害を受けることはなくなるのでしょうか。
実はそうではないのです。
耐震等級3以外にも、次の2つの要素が地震から身を守るために必要です。

 

1つ目の要素は、結露が起きないことです。
結露と聞くと、窓に水滴がついている状態をイメージされる方が多いですが、実は窓だけではなく壁内でも結露は発生します。

 

壁内で結露が発生すると、木でできている柱や梁(はり)を腐らせてしまいます。
柱や梁は住まいを支える非常に重要な部分ですので、これらが腐食すると住まいの寿命が縮んでしまいます。

 

それだけでなく、大きな地震がきたときにはたとえ耐震等級3の住まいであっても無事には済まないでしょう。
結露が起きないことは地震から身を守るのに重要なファクターになります。

 

2つ目の要素は、地盤が安定していることです。
「地震に強い家」と聞くと、多くの方は建物に意識がいってしまいがちですが、建物が立っている土地の強度も非常に重要です。

 

いくら建物の耐震性が高くても、地盤が揺れやすいと被害が大きくなってしまうからです。
実際、2016年に発生した熊本地震では、地盤の違いによって被害の大きさが全く異なっていました。

 

※アーキテックプランニングclass Sの基準

 

□まとめ

今回は地震に強い家の特徴を合計で3つご紹介しました。
「地震に強い家を作りたい」
このように思っている方は、耐震等級と結露、地盤の3つを意識して家づくりを進めてください。
何かご質問や疑問点等ございましたらお気軽にお問合せください。

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