家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/12/06

地震に弱い家の形は?地震に弱い家の特徴も解説します!

この記事をご覧の方の多くは、地震に強い家づくりをしたいとお考えでしょう。
地震に強い家づくりをするには地震に弱い家の特徴を知ることも重要です。
そこでこの記事では、地震に弱い家の形状や特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

□複雑な形状の住宅は地震に弱い?

 

結論から申し上げますと、複雑な形状をしている住宅は地震に強くありません。
なぜなら、地震から受けるエネルギーが各部分に集中しやすくなるからです。

一方でシンプルな形状をしている住宅は、地震のエネルギーを吸収しやすいため、倒壊しにくいといわれています。
シンプルな形状には、正方形や長方形のような四角形が挙げられます。

 

このような四角形の住宅は、6つの面が一体となって建物を支えており、地震が発生してもエネルギーを地面に受け流しやすくなるため、地震に強いといわれています。

複雑な形状をしている住宅はねじれや歪みが発生しやすく、その結果住宅にひび割れが発生したり、最悪の場合倒壊したりする危険性があります。

 

 

□地震に弱い住宅の特徴は3つ!

 

形状以外にも地震に弱い家の特徴は3つあります。
それは「ビルトインガレージのある家」「大きな吹き抜けがある家」「増改築した家」の3つです。
それぞれ詳しく解説します。

1つ目は、ビルトインガレージのある家です。
ビルトインガレージは住まいの一階部分に設けた駐車スペースのことで、土地を有効活用できるため非常に人気です。

 

しかし、耐震性という観点で見るとあまり好ましいとはいえません。
なぜならビルトインガレージを設けることで住まいを支える壁や柱が少なくなり、バランスが取れなくなるからです。
どうしてもビルトインガレージを作る場合には、地震に強い構造設計を考える必要があります。

 

2つ目は、大きな吹き抜けがある家です。
吹き抜けを作ることによって、日当たりや風通しが良くなるためこちらも非常に人気です。
しかしビルトインガレージ同様、壁や柱の量が少なくなることによって住まいの耐震性が落ちてしまいます。

 

3つ目は、増改築した家です。
増改築によって元々あった住宅部分と新しく作った住宅部分で耐震性が異なると、境界部分が壊れやすくなってしまいます。
増改築する際には、壁の量を増やしたり、梁や柱で補強したりする必要があります。

 

 

□まとめ

今回は、地震に弱い家の形状と特徴をご紹介しました。
当社は地震や台風のような災害から住まいを守れるような家づくりをサポートいたします。
「地震のような災害から身を守りたい」
このようにお考えの方はぜひ当社にご相談ください。

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