家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/12/20

無落雪屋根の種類には何がある?メリットもご紹介!

雪を落とさずとも自然に溶かして処理してくれる無落雪屋根。
豪雪地帯にお住まいで無落雪屋根に興味をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では無落雪屋根の種類とメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

□無落雪屋根にはどんな種類がある?

 

 

無落雪屋根には「ルーフフラット方式」「スノーダクト方式」「勾配屋根方式」の3つの種類があります。
それぞれの特徴を解説していきます。

 

まずはルーフフラット方式です。
その名の通り、この方式では住まいの屋根を水平に設置して、雪を屋根に乗せたまま維持します。
ただ屋根の上で溶かした水が流れやすいように多少勾配をつけます。

 

次はスノーダクト方式です。
この方式では屋根の中央部分に排水用のダクトを設置して、中央に向けて勾配をつけます。
これによって排水が中央のダクトに流れてきてスムーズに処理できるのです。

 

 

 

最後は勾配屋根方式です。
これは雪止めと一体化した勾配屋根材を使って、一般的な屋根と同じように勾配をつけて施工した方式です。

 

□無落雪屋根のメリットをご紹介!

では、無落雪屋根の魅力は何なのでしょうか。
主な魅力は「雪下ろしが必要なくなる」「落雪がなくなる」の2つです。

 

1つ目のメリットは雪下ろしが必要なくなることです。

やはり最大の利点は屋根の雪下ろしと下に落ちた雪の処理が不要になる点でしょう。
一般的な住宅の場合、住まいにかかる雪の重量を軽減するために雪下ろしする必要があります。
雪の重量に耐えきれず、住まいが倒壊してしまう危険性があるからです。
とはいえ、雪下ろしは常に危険と隣り合わせです。

作業中の屋根からの落下事故は頻繁に起こっています。
危険性が伴う作業が不要になるのが最大の魅力だと言えるでしょう。

 

2つ目のメリットは落雪がなくなることです。
雪下ろしを怠っていると、落雪が起こる可能性が高くなります。
近隣の方の敷地や道路に雪が落ちてしまうと、トラブルの原因になってしまいます。
無落雪屋根を導入することによるメリットには、落雪の心配がないため、近隣の方とのトラブルを未然に防げるという二次的なメリットもあるのです。

 

□まとめ

今回は無落雪屋根の種類とメリットをご紹介しました。
無落雪屋根がいかに魅力的か、わかっていただけたでしょうか。
当社は北海道の札幌市や旭川市、苫小牧市を中心に、家づくりの依頼を承っております。
安心して暮らせるような住まいづくりが当社の強みですので、ぜひご相談ください。

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