家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2022/03/16

注文住宅を建設予定の方へ!住宅ローンの本審査のタイミングを解説!

注文住宅を建設される予定の方に知っていただきたいのが、住宅ローンに関してです。
住宅ローンの審査には2種類あり、それぞれタイミングが異なります。

今回は、本審査のタイミングについて解説しますので、ぜひご一読ください。

 

 

□住宅ローンの予備知識をつけましょう

 

住宅ローンを組むには審査があることをご存知の方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし、その審査にも2つの種類があります。
それぞれを解説します。

 

1つ目は、事前審査です。
事前審査では、申し込んだ先の金融機関が最低限の情報から、申込者に支払い能力があるかを簡易的に審査します。
最低限の情報とは、本人確認書類や収入を証明する資料、また他のローンの状況を示す資料や物件の情報などです。
この審査にかかる期間は1日から1週間ほどです。

 

2つ目が、本審査です。
本審査においては、金融機関だけでなく、保証会社でも詳細な審査を行います。
支払い能力の有無はもちろんですが、各種保険に加入できる健康状態か、将来的にも支払い能力があるか、担保となる物件の価値はどれくらいかなどを調べられます。
この審査にかかる期間は1週間から2週間ほどです。

 

必要になる書類も、印鑑証明、売買契約書、住民票、健康保険証、登記事項証明書などと事前審査の時よりも増えます。
たとえ事前審査に合格したとしても、本審査において通らないこともあるので注意しましょう。

 

実は、事前審査は比較的新しい審査です。
事前審査ができた理由は、本審査をするタイミングにあります。
本審査は、家を契約してから実施します。
そのため、もし審査を通過できずにローンを組めないとなると、お金を用意できていないということで契約破棄となってしまいます。

 

この非効率なサイクルを改善する目的が、事前審査にはあるというわけです。

 

□全体の流れから本審査のタイミングを確認しましょう

 

続いては、本審査に至る住宅ローン契約の流れを確認しましょう。

 

注文住宅を建設するにはまず、土地の購入申し込みから始まります。
そしてプランと予算の決定を行います。
土地が決まってから建物をどうするか、その他の諸経費の予算などを決めていきます。

 

必要な予算が大体決められたら、ローンの事前審査です。
事前審査に受かったとしても本審査で落ちることがあるため、注意してください。

 

事前審査に通ったら、土地の契約と工事請負契約を結びます。
この契約が完了しないと、契約書が必要なローンの本審査は受けられません。
契約が結べたら、いよいよ本審査を受け、本審査が通ればローンの受付は完了です。

 

□まとめ

 

今回は、住宅ローンについて解説しました。
事前審査と本審査があることを押さえておいてください。
ただ、事前審査に通ったからといって、本審査にも絶対受かるというわけではないことに注意が必要です。

予算・住宅ローン