家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/06/22

マイホームをお考えの方へ!結露を対策する方法をご紹介します!

マイホームをお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、結露についてです。
結露は家の寿命や家族の健康に大きな影響を与えるので、きちんと対策する必要があります。
この記事では、結露の種類と対策方法についてご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

 

□結露にはどのような種類があるのか?

結露と一口に言っても、実は大きく分けて2種類あります。
以下では、2種類の結露について詳しくご説明します。

 

1つ目が表面結露です。
「結露」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、目視できるこの結露ではないかと思います。
表面結露は、水蒸気を含む暖気が、断熱性能が低く温度が低い建築材に触れることで生じます。
表面結露が生じるとカビとダニが生えやすくなり、それらの胞子や死骸などが喘息やアレルギーなどの健康被害を引き起こします。

 

 

 

2つ目が内部結露です。
内部結露は、家を腐らせる恐ろしい結露です。

冬になると水蒸気は湿度の高い住宅内から壁を通して外部へ移動しようとします。
内部結露は、この移動の中で湿気が断熱材に入り込んで結露を生じる現象を指します。
この結露は目視では分からず、建物が劣化したり、断熱性が下がったりするまで気づきません。
内部結露の発生が続くと土台や柱を腐らせて建物の強度が著しく下がるため、大きな地震で住宅が倒壊する可能性が高まってしまいます。

 

 

□結露の対策方法とは

前の章で、内部結露と表面結露についてご説明しました。
どちらも私たちの暮らしに悪影響を与える結露であるため、それらの発生をきちんと防ぎたいですよね。
ここでは、結露の対策方法を3つご紹介します。

1つ目は断熱性能が高い窓ガラスを用いることです。
表面結露は断熱性の低い建築材料に触れることで生じますが、窓で発生することが特に多いです。
そのため、断熱性能の高い窓ガラスの使用は、結露対策に効果的です。

2つ目は湿度調節機能のある建築材料を使用することです。
この機能を持つ壁材を使用することで、湿度を調整でき、結露の発生を防げます。
また、住宅内を過ごしやすい湿度に保つ効果もあります。

3つ目は住宅の断熱性を高めることです。
断熱性を高めると、結露が生じにくくなります。
断熱性を高めるには、壁の内側に断熱材を取り入れる、外側に断熱材を張る、断熱材の原料を撒くなどといった方法があります。
アーキテックプランニングの標準仕様はトリプルサッシの高断熱窓、防湿シートや気密シートを用いた施工、W断熱の高気密高断熱の住宅になっています。

 

 

 

□まとめ

今回は結露の種類とその対策方法を詳しく解説しました。
結露には内部結露と表面結露があり、そのどちらの発生も対策する必要があります。
マイホームをお考えの方は、結露対策がきちんと行われている住宅を選ぶようにしましょう。

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