家づくりコラム

HOUSE BUILDING COLUMN

2021/06/30

住まいは安全が第一!火災に強い家づくりのポイントをご紹介します!

マイホームをご検討中の皆様、せっかく建てるのであれば、災害に強いマイホームにしたいですよね。
そこで、この記事では火災に強い家づくりのポイントをご紹介します。
安全なマイホームをお考えの方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてください。

 

□火災に強い家の特徴とは

 

火災に強い家づくりを行うためには、耐火構造と防火構造について理解する必要があります。
以下では、それぞれがどのような性質を表すのか、詳しく解説します。

まず耐火構造は、火災の際に壁や柱、床など住宅の主要な構造部が壊れたり変形したりせず、住宅自体の延焼や倒壊が起きない性能を持つ構造のことです。
火災が起こった場合、一般的に通報してから15分以内に消火活動が開始されます。
しかし避難時間や周囲への延焼を防ぐために、30分から3時間の耐火性能が住宅の部位や高さごとに決められています。
火災に強い家ほど耐火構造に優れており、火の燃え移りを遅らせられます。

一方で防火構造は、周りの建物で火事が起きた際に、そこから火が燃え移るのを防ぐ性能を持つ構造のことです。
よって防火構造は、屋根や壁のように住宅の外側のつくりを表します。

以上より、住宅内で起きた火災の被害を少なくするための耐火構造と、住宅外で起きた火災から家を守るための防火構造の両方が優れている家こそ、火災に強い家と言えます。

 

 

□火災に強い家を表す省令準耐火構造とは

 

みなさんは、省令準耐火構造という言葉を耳にしたことがありますか。
中には聞き覚えのない方もいらっしゃると思います。
以下では、この構造の特徴について詳しくご説明します。

省令準耐火構造の家は、準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構の定めた基準をクリアしている住宅のことです。
ちなみに準耐火構造とは、住宅内の壁や柱、床などの主要な構造部分が一定以上の耐火性能をもっていることに加え、ドアや窓などが延焼を防ぐ設備が施されているつくりのものを指します。

 

省令準耐火構造には、3つの特徴があります。

 

1つ目は周りの建物からの延焼を防止できることです。
屋根にスレートや瓦などの不燃材を用いることで、火が移りにくくなっています。

 

2つ目は各部屋の防火です。
省令準耐火構造の住宅では、火災が起きても部屋からその火を一定時間出しません。
その間に、避難や初期消火をスムーズに行えます。

 

※防火窓の施工事例

 

 

3つ目は他の部屋への延焼を遅らせられることです。
これにより、火が住宅全体に広がるのを抑えられます。
火が伝わりやすい壁や天井に、ファイヤーストップ材を使用などを使用しているケースが多いです。

 

以上が、省令準耐火構造の特徴です。
アーキテックプランニングは全棟「省令準耐火構造」です。
デザインだけではなく、火災からの「安心」もお届けしています。
火災に強い家を建てたいという方は、ぜひアーキテックプランニングへご相談ください。

 

 

□まとめ

今回は火災に強い家のポイントについてご紹介しました。
火災に強い家を建てるためには、耐火構造と防火構造の両方が優れている必要があります。
災害に強く安全に暮らせるマイホームをお考えの際は、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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